ダウンロードしたApple IDのデータから、不正アクセスの痕跡を確認する方法をご説明します。
1/22「Apple IDアカウントとデバイス情報」のzipファイルを右クリックし、「すべて展開」をクリックして下さい。
2/22展開したフォルダの中のcsvファイルのうち、「Apple ID Device Information.csv」をMicrosoft Excelで開いて下さい。
(通常、ダブルクリックすれば自動的にExcelで開きます。)
Excelで開いた画面の見本です。
このままでも確認作業を進められますが、しかしデバイス名に日本語が含まれていると赤線部分のように「文字化け」しますので、次のページでデータを読み込み直す作業をおこないます。
画面上部のメニューバーの「データ」を開き、「テキストまたはCSVから」をクリックして下さい。
5/22データの取り込み画面で「Apple ID Device Information.csv」を選択し、「インポート」をクリックして下さい。
6/22「読み込み」をクリックして下さい。
7/22先程は文字化けしていた部分の日本語が正常に読み込まれました。
これで準備が整いましたので、次から確認作業をおこなっていきます。
「Device Name」の列に、異常なデバイスがないかご確認下さい。
9/22下記の例のような場合は、不正アクセスの可能性があります。
「Device Serial Number」の列には、デバイス固有のシリアル番号が記載されます。(見本では番号の一部のみ表示しています)
11/22ここに他人のデバイスのシリアル番号が記載されている場合は、不正アクセスの可能性があります。
シリアル番号がご自身のものか他人のものか判断するために、ご自身のデバイスのシリアル番号をご確認頂きます。
次のページでiPhoneの例をご案内しますが、iPad等でもほぼ同じ手順でご確認頂けます。
「設定」を開いて下さい。
13/22「一般」を開いて下さい。
14/22「情報」を開いて下さい。
15/22シリアル番号が表示されます。
16/22複数のデバイスをご使用の場合は、全てのデバイスのシリアル番号をご確認下さい。
先程開いたExcelの一覧のシリアル番号と、ご自身のデバイスのシリアル番号が合致すれば良いです。
逆に、ご自身のデバイスではないシリアル番号が見つかりましたら、それは不正アクセスの可能性があります。
Excelの一覧に、全てのデバイスが含まれていない場合があります。
その具体的な例を次のページでお見せします。
【左側】Excelの一覧ではシリアル番号が「FF」で始まるデバイスが3個あります。
【右側】このApple IDにサインインしている4個目のデバイスです。シリアル番号が「F4GW」で始まっています。
この例では、Appleの記録には3個しか無いのに、実際には4個のデバイスがApple IDにサインインしているという状態です。
つまり、記録漏れのような状態になることが稀にあるのです。
(なぜそうなるのか、理由は定かではありません)
そのため、次のことが言えます。
可能性①
明らかに他人のものがAppleの記録に存在するならば、不正アクセスの可能性が高い。
可能性②
Appleの記録に不審なものが無くても、記録漏れしている可能性もあるので、安全だとは断定できない。
前のページの可能性②(記録漏れの可能性)に関して、もう少し掘り下げて調べるために、もう一つ別の確認方法を次のStep4でご説明します。
Step4